JRAまるで武豊と岡部幸雄!? 「“反則級”の初勝利」新人女性騎手・古川奈穂が「藤田菜七子の伝説」を塗り替えられる理由

「藤田騎手の場合、所属の根本厩舎以外にも数多くの厩舎や馬主がバックアップするなど、デビュー当初から『16年ぶりに誕生した女性騎手を大事に育てよう』という関係者の気概のようなものがありました。

古川騎手にはそういった“菜七子フィーバー”はありませんが、矢作調教師自身が新人をしっかり育てようという考えの持ち主。兄弟子となる坂井騎手を育てた実績がありますし、この日の古川騎手の初勝利にも『本当に緊張した。コントレイルのG1並みに疲れた』と語るほど熱が入っていた様子。今後も積極的なバックアップがあることは間違いないでしょうし、あとは本人がチャンスを掴めるかでしょうね」(同)

「おめでとうございます。私も負けないように頑張ります」

 この古川騎手の初勝利を受け、『デイリースポーツ』の取材にそう祝福した藤田菜七子騎手。サウジアラビア遠征から帰国後、復帰初日となったこの日は未勝利に終わるなど、今年はここまで3勝と苦戦が続いている。

 かつて武豊騎手が、岡部幸雄騎手が持つ騎手記録を次々と塗り替えたように、古川騎手もまた藤田菜七子騎手の記録を次々上塗りしていくのだろうか。もう一人の新人女性騎手・永島まなみも含め、競馬界のヒロインの座を巡る争いがいよいよ幕を開けた。

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