大阪杯(G1)の「未勝利馬主」が意外!? 「競馬界の支配者」たちによる競演から「金の鉱脈」発見へ
31日に開催される大阪杯(G1)は、2017年よりG1に格上げされ、今年で3年目を迎える新しいG1競走だ。
無論、G2時代から極めて好メンバーといえる面々が集結し、歴代勝ち馬にもダイワスカーレット、オルフェーヴル、キズナなど超がつく名馬がズラリ顔を揃える。それはそのまま、世界的にも重要とされる「2000m」という距離の勝利実績に対する”価値”を、端的に示している。
そして、G1に昇格したことでその”価値”はさらに増大。距離実績に加え「G1勝利」「高額賞金」という箔までつくことになったためか、それまでメンバーが手薄になりがちだった、年明けのAJCCなどにもG1上位クラスの馬が参戦する機会が増え、その後の金鯱賞、中山記念のメンバーもこれまで以上に豪華になった。それらをステップとする出走馬の多くが、この大阪杯を大目標にしている。
その代償というべきか、4月末の「長距離王決定戦」である天皇賞・春(G1)の面子は年々劣化を辿っている。3200mと2000mどちらのG1勝利に現代競馬としての”価値”があるのか、牡馬ならば後々の種牡馬を見据える上でも明白というわけだ。
無論、そうした「レース選択」をするのは競走馬それぞれの「オーナー(馬主)」であり、馬主からしても大阪杯の勝利が意味する”価値”と、単純に1億円を超える1着賞金は大きな魅力である。
ただ、現在の日本競馬の「頂点」を極めるオーナーが、いまだ「G1昇格した大阪杯を制していない」という事実は、やはり気になるところだ。
昇格初年度だった17年は、最終的に獲得賞金歴代1位となるキタサンブラック、そして昨年はスワーヴリチャードが優勝。前者の馬主は超有名歌手の北島三郎(大野商事名義)、後者は新鋭オーナーのNICKS所有である。つまり「個人馬主」の馬たちということだ。
一方、今の日本競馬の馬主界のトレンドは「クラブ法人」。とりわけ「ノーザン系」とされるサンデーレーシング、キャロットファーム、シルクレーシングは昨年の馬主リーディングのトップ3を独占する圧倒的な地位を築いている。
そんなクラブ法人が、わずか2年とはいえ大阪杯をいまだ勝利していない事実……。スワーヴリチャードはノーザンファーム生産なので一応の格好はついてはいるが、徹底した「賞金獲得主義」を感じさせるノーザン系クラブの勝利がない点は、クローズアップされて然るべきところではないだろうか。
今年の大阪杯は「過去最高」といわれる豪華メンバーが出走予定。そしてその中には、当然ながらノーザン系クラブの馬も多数存在する。ノーザン系クラブの威信にかけて、この大阪杯を取りに来るはずだ。
しかし、ある情報筋の人間は、「まったく別の視点」でこの大阪杯を語っている。
「ある関係者が『この大阪杯は何としても獲りたい』と並々ならぬ意欲を燃やしているようです。それがクラブ法人絡みなのか個人馬主なのか、もしくは別の誰かなのかは申し上げられませんが、大阪杯の勝利はもちろん、そしてその後の夢に向かうため『ここは絶対に負けられない』と語っているようです。勝負気配なんて生易しいものではありませんよ。一般のマスコミや競馬専門紙ではまず出てこない話なので、知る人はかなり限られます」
この情報通は、単純なクラブ法人の事情や状況から推理するだけでは、このレースの「核心」に迫ることはできないとも語っていた。多くの方がご存知のことだろうが、スポーツ新聞や競馬専門紙からでは「馬主関係者の本音」など知る由もない。
やはり、いつも通りに競馬新聞の馬柱を見て、自分なりの考えを組み立てて勝負するしか道はないのだろうか……。
そんな中、一つだけ、先述の情報筋の人間が「唯一、その核心に迫る方法がある」と耳打ちをしてくれた。
「馬主は内部の競馬関係者で唯一『馬券購入ができる』存在。騎手、生産者、厩舎ともすごく密接な関係にあって特別な話を聞きまくれるのに、馬券が買えるってすごいことですよね。オーナーあっての競馬ですから、そのくらいの『おいしさ』はあって当然でしょう。馬主の中にはその圧倒的な情報網を駆使して『大口勝負』を仕掛け、大金をゲットしている方もいらっしゃいます。
そんな、極めて強い『馬主の情報網』に目をつけ、それを集積し構築した競馬情報を取り扱う情報社が存在するんです。それが『トップシークレット』です」
聞けば「トップシークレット」という情報社は、オーナーサイドと密接な関係にあり、そのコネクションを基に「馬主の大口勝負」情報を作り上げ、提供しているという。
無論、毎週のように「馬主の大口勝負」情報が作られるわけではない。軸馬の選定に始まり、相手関係調査や状況、馬の体調、各方面へ根回しなど幾重にもわたる精査を経て、そのすべてで「隙なし」と判断された場合のみ「トップシークレット」は情報提供に踏み切る。
そして、この春G1において「トップシークレット」が動くのがこの大阪杯であり、先述の情報通が語った「何としても勝ちたい関係者」の話を基に「馬主の大口勝負/大阪杯・馬連1点勝負」情報が作られるというのである。
また、大阪杯での「大勝負」に向けた資金作りを目的に、先週3月23日の日経賞(G2)で情報の事前公開が行われた。まったく同じ情報網、構築方法をもとにつくられた情報だが、やはりその破壊力は「異常」。「馬連1点勝負610円」を的中させ「3連単30点勝負6,940円」も手中に。見事に大阪杯の資金作りに成功している。
一般のスポーツ紙は言うに及ばず、騎手や調教師など「個々の」思惑や見解を得て作られた情報や予想と「すべての関係者と密接になれ、本音を聞き出せる」馬主の情報……どちらが信頼に足るかは述べることでもないだろう。
さらに、これまでは業界の「つながり」を中心に提供してきた「トップシークレット」が、大阪杯に限り「一般無料公開」に踏み切ったことが、先日明かされた。平成最後の春G1シーズンに、多くの方に「真に価値ある情報の力」を知ってほしい……主催はそう考え、今回の大盤振る舞いを決断したようだ。
世の中に競馬情報社が数多存在するが「通常の関係者情報」と「馬主関係者を起点とした情報」、そのどちらを選ぶかなど、迷うべくもない。
労力ばかりの予想に別れを。是非ともこの機会に「トップシークレット」の力を堪能してみてはいかがだろうか。
(文=編集部)
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