JRA「現役続行の意味」シュヴァルグランは友道師が佐々木主浩氏に「もう1年」! 父&妹大活躍のドバイで期待大
昨年のジャパンCは一昨年の同レース優勝を導いたH.ボウマン騎手の鞍上予定だったが、ボウマン騎手の騎乗停止によりコンビは実現しなかった。今回は有馬記念に引き続きボウマン騎手を確保できた。これも心強い。
友道師はたびたびメイダンの環境の良さを語ってきた。シュヴァルグランの調整も順調のようだ。現地で芝コースの追い切りを行った後「初めての海外遠征ということで飛行機に乗る時は入れ込んでいましたが、ドバイに来てからはリラックスしています。前哨戦を使ってこなかったので、しっかりと長めにやりました」とコメント。29日にボウマン騎手が跨って最終確認。後はレースを待つのみ。
出走8頭中レーティングトップはレイデオロの123、スワーヴリチャードが2位の121、シュヴァルグランが3位の119。レーティングだけなら日本馬2頭に先着すれば優勝できる計算だ。ブックメーカーオッズは5番人気の11倍くらい。日本では単勝1桁台が予想されるが、ファンの目が海外馬に向けば意外と人気にならないかもしれない。目指すは優勝だが2着、3着でも妙味のある配当が期待できる。
スワーヴリチャードが優勝した大阪杯(G1、芝2000メートル)では13着に大敗したが、距離不向きとして度外視していい。アーモンドアイが優勝したジャパンCは4着だったが3着のスワーヴリチャードとはクビ差でしかない。今回どちらが先着できるかは鞍上の腕にかかっているとも言える。スワーヴリチャードのJ.モレイラ騎手とシュヴァルグランのボウマン騎手の腕くらべは見ものだ。
これまで休み明けは好走止まりが多かったのは多少不安。しかし、友道師はそれを十分承知の上で有馬記念からの直行を選択したはず。師の手腕を信頼する。