JRAダービー卿CT「巻き返し情報アリ」本命馬は? 関係者情報から導く4頭
「○」には好走を続けるロードクエスト(牡6歳、美浦・小島茂之厩舎)を推したい。
昨年はM.デムーロ騎手とスワンS(G2)を制覇。約2年1カ月ぶりの勝利を飾った。その後は2戦続けて二桁着に終わっていたが、前々走の東京新聞杯(G3)4着、阪急杯(G3)4着と調子をあげつつある。
「中間は短期放牧に出してリフレッシュ。最終追いは今回も騎乗する三浦皇成騎手を背に、南ウッドで4ハロン51.9秒、ラスト12.8秒を記録しています。軽めでしたが、コンスタントに出走しているので問題はないでしょう。
前走で騎乗した川田将雅騎手はスタートがよかったものの『少し力んでロスがあった』と話していたようです。今回騎乗する三浦騎手には『その辺りに気をつけて乗ってもらう』と陣営は語っていました。展開が向けば上位進出もありえますよ」(競馬記者)
「▲」に選んだのはマイスタイル(牡5歳、栗東・昆貢厩舎)だ。
昨年から今年の2月まで、田中勝春騎手と好走と凡走を繰り返しつつ、コンビを継続してきた。ところが、今回から鞍上は一昨年騎乗していた横山典弘騎手に乗り替わる。
「前走の小倉大賞典(G3)が痛かったね。『無理して前に行かなくていい』と指示されていたから、控えたみたいだけど、馬込みに包まれてしまい、動きたくともまったく動けず。結局、持ち味を活かすことができずに大敗してしまった。
昨年はG2で2度2着があるなど結果も出ていたので、オーナーも長い目で見てくれていたけど、前走の内容を受けて乗り替わりを決意したみたい。陣営は『コンスタントに使っているので、上積みこそないが状態は安定している』と語り、そして『3歳時にいい競馬をしてくれたノリさんで何とかしたい』と意気込んでいたよ。2年前の日本ダービーみたいに見せ場を作ってもらいたいね」(栗東関係者)