JRA桜花賞(G1)グランアレグリア「本気度」に疑問!? ぶっつけ本番OKも陣営の「内情」と見据える「海外遠征プラン」?
今年の桜花賞(G1)は、前哨戦を快勝したダノンファンタジーやクロノジェネシスを筆頭に、昨年の阪神ジュベナイルフィリーズ(G1)上位馬が強い印象だが、これらをまとめて負かす可能性を秘めているのがグランアレグリア(牝3歳、美浦・藤沢和雄厩舎)だ。
昨年はサウジアラビアRC(G3)で牡馬を相手に圧倒的な勝利を飾ると、阪神JFではなく、朝日杯フューチュリティS(G1)へ。主戦のC.ルメール騎手を優先したという事情もあるが、当然「通用する」と判断しての挑戦だろう。
しかしレースでは、これまで通り番手の競馬から一度は先頭に立つも、勝ったアドマイヤマーズに競りかけられて意気消沈……。何とか3着に踏ん張ったものの、単勝1.5倍を裏切る形になってしまった。
レース後、ルメール騎手は「勝っているレースはどちらも楽勝でしたので、あのレベルで併せ馬になったら、いつもと反応が違いました。勝ち馬が外から来たときに、彼女はふらついて内ラチにもたれてしまいました」と、牡馬相手の厳しいレースに敗因を求めている。
ただ、「とにかく反応がいつもと違いました」と話した通り、決してグランアレグリア本来の走りでないことは明らかだ。
あれから約4カ月。トライアルを使うことによるダメージを考慮して、異例のぶっつけ本番となるグランアレグリア。それだけに注目されるのは「状態」だ。
ちなみに藤沢和雄厩舎には1998年の2歳女王スティンガーで”ぶっつけ桜花賞”に挑んだ結果、1番人気で12着に大敗した苦い経験があるが……。