武豊→福永祐一でメイショウテッコンに「勝機アリ」? 今年絶好調も問われる「ペース判断」
3月23日の日経賞(G2)を制したメイショウテッコン(牡4 栗東・高橋義忠厩舎)が、次走の天皇賞・春(G1)を福永祐一騎乗で臨むことがわかった。
メイショウテッコンは日経賞で好スタートから逃げを打ち、折り合ってマイペースに持ち込む。最後の直線でも余裕しゃくしゃくといった手応えで先頭を譲らず。上がり3Fも3位の35.4でまとめ、断然人気のエタリオウを振り切り完勝した。
この結果により天皇賞の有力馬に躍り出たメイショウテッコンだが、日経賞でコンビを組んだ武豊騎手が同日の香港クイーンエリザベス2世C(G1)にディアドラで出走することから、今回乗り替わりに。白羽の矢が立ったのは、後輩の福永祐一騎手だ。
「福永騎手は現在絶好調。高松宮記念をミスターメロディで勝利し、翌週の大阪杯をワグネリアンで3着、積極的なインコース攻めで好成績を残しており、桜花賞でも有力馬ビーチサンバに騎乗予定。勢いを考えれば心強い存在といえるのではないでしょうか。
ただ、メイショウテッコンは『逃げ・先行馬』です。これまで好走したレースではほとんど逃げており、どのレーススタイルが向くかは一目瞭然。日経賞の勝因が武豊騎手の『マジックペース』が大きいですし、福永騎手の腕が試されるレースとなりそうです」(競馬誌ライター)