【皐月賞(G1)展望】JRA「牡馬三冠へ」サートゥルナーリア始動! 「令和」前最後のクラシックに未来の名馬集結!
共同通信杯でアドマイヤマーズを差し切って優勝したのがダノンキングリー(牡3歳、美浦・萩原清厩舎)。上がり3F最速32秒9の末脚は圧巻だった。これでサートゥルナーリアと同じ3戦3勝。ひいらぎ賞(500万下、芝1600メートル)では外から豪快に伸び、共同通信杯では内から差した。鞍上とピタリと折り合い、どんなレースもできるのが強み。戸崎圭太騎手は新馬戦から騎乗しているお手馬で皐月賞連覇を目指す。
ヴェロックス(牡3歳、栗東・中内田充正厩舎)は出世レース若駒S(オープン、芝2000メートル)を快勝すると若葉S(オープン、芝2000メートル)も楽勝。ジャスタウェイ産駒は未だ重賞勝ち馬が出ていないが、皐月賞で重賞初制覇かつG1初制覇を目指す。サトノルークス(牡3歳、栗東・池江泰寿厩舎)も重賞勝ちはないが有力馬の1頭。すみれS(オープン、芝2200メートル)では早目に先頭、ホープフルSの2着馬アドマイヤジャスタ(牡3歳、栗東・須貝尚介厩舎)の追撃を振り切った。
ニシノデイジー(牡3歳、美浦・高木登厩舎)は札幌2歳S(G3、芝1800メートル)と東スポ杯2歳S(G3、芝1800メートル)で重賞2勝を上げている実力馬。弥生賞(G2、芝2000メートル)4着から巻き返しを図る。ファンタジスト(牡3歳、栗東・梅田智之厩舎)も小倉2歳S(G3、芝1200メートル)と京王杯2歳S(G2、芝1400メートル)で2つの重賞勝ち。スプリングS(G2、芝1800メートル)は2着だったが、短距離重賞を勝っているだけに距離の克服がカギとなる。