JRA皐月賞(G1)サートゥルナーリアの「気性面」で独占情報入手。偉大な兄たちと比較しても「規格外」
14日に開催される皐月賞(G1)の枠順が確定。断然の1番人気が予想されるサートゥルナーリア(牡3 栗東・角居勝彦厩舎)は、6枠12番に入った。
3戦3勝、2歳G1ホープフルSと合わせて一度としてムチを使ったことがない圧巻の内容。ホープフルSでは直線インコースで詰まりながらも、道が開けた瞬間に2着アドマイヤジャスタを一瞬で捉え置き去りに。そのポテンシャルは「歴史的名馬」を期待させるものだ。
初年度からアーモンドアイを輩出したロードカナロア、母は日米オークス馬シーザリオという血統もサートゥルナーリアの凄みを際立たせている。兄にはエピファネイア、リオンディーズと競馬ファンに強いインパクトを残した2頭がいる「華麗なる一族」の傑作である。
同舞台であるホープフルSを勝利しているだけに、最低でも皐月賞までは逆らえない……そう考える人も多いのではないだろうか。2005年ディープインパクト以来の「無敗の皐月賞馬」へ、ぶっつけ本番でも人気が落ちることはなさそうだ。
それでも、いや、断然の人気になるからこそ「隙はないのか」と考えてしまうのが競馬ファンというものだ。
「6枠12番という枠は、その事実だけなら『絶好枠』といえるかもしれません。C.ルメール騎手も『枠は真ん中ぐらいがいい』と語っていたようですが、大体思っていた通りでしょう。これなら内に包まれることもないですし、あっさり外を回せそうですね。これまでインコースでしか競馬をしていないのは少し気になりますが、皐月賞は内枠外枠の有利不利がデータ的にないもないので、大きな問題でもないでしょう。
ただ、あえていうなら、東京開催だった2011年のオルフェーヴルを除けば、12番は過去10年で【0.0.1.9】。唯一馬券圏内に入ったのは、2013年ロゴタイプが勝った時のコディーノ3着。一応『あまり成績が良くない枠』と語ることはできます。とはいえ、過去に12番に入った馬でサートゥルナーリアほどの人気馬はいませんし、評価が低くなかったコディーノは馬券圏内ですからね……」(競馬紙ライター)