JRAアーモンドアイ「凱旋門賞挑戦見送り」決定。「ドバイ遠征でのダメージ」より気になる「ルメール・ファースト」
昨年G1を4勝、今年初戦のドバイターフ(G1)も圧勝したアーモンドアイ(牝4 美浦・国枝栄厩舎)の、秋の仏・凱旋門賞登録を「見送った」と所有するシルクレーシングの米本昌史氏が書面で明かした。
文書には「本馬の次走予定につきましては、ドバイ遠征の結果を踏まえ国枝栄調教師と慎重に検討を行っているところです」と前置きした上で「一方で凱旋門賞につきましては一次登録について 4 月 18 日が JAIRS への登録等代行依頼 期限となっておりますが、今般、本馬の当該レースへの登録を行わないことといたしました」と、期待された凱旋門賞に挑戦しないことを明らかにした。
さらに「ドバイ遠征における新たな環境への対応・レース後の様子・長距離輸送での体調の変化などを精査した結果、凱旋門賞への挑戦はこれまでの本馬の経験上、コース・距離・斤量、そして初めての環境と全てがタフな条件となることから、環境適応力・レースそのものの本馬への負荷・レース後のケア環境・長距離輸送などの条件を鑑みますと、「ベストのレース選択ではない」、との結論に至りました。」と、遠征見送りの理由も語っている。
「もともとレース間隔に気を使うなど、体質が強いともいえないアーモンドアイ。ドバイ遠征での経験で、仏遠征がかなり厳しいと判断されたということでしょう。ファンの間では『挑戦してほしかった』という声もありますが、一口オーナーとしてもシルクとしても、今後国内や香港など”近場”なら、不安なく競走生活を続けることができますからね。そこまで驚きの決断というほどでもないですね」(競馬紙記者)