武豊&川田将雅が「デムルメ粉砕」でリーディング独占! 3年ぶり日本人「最多勝」獲得へJRA理事長もニッコリ?
関東遠征もなんのその。今年の川田騎手は、とにかく勝ち星量産のペースが落ちない。この日の初騎乗となった2Rこそ敗れたが、そこから騎乗機会4連勝。すべて1番人気での勝利だが、ルメール騎手やデムーロ騎手がいる東京で、これだけのラインナップに騎乗できるのが、今の川田騎手の強みだ。
「武豊騎手も好調なんですが、川田騎手の充実ぶりには、それ以上に目を見張るものがありますね。これで今年57勝、2位に浮上した武豊騎手とは16勝差。G1級のお手馬にも数多く騎乗していますし、このまま行けば年間200勝も狙える状況。この勢いはそう簡単には止まらないと思いますね」(同)
昨年JRA新記録となる215勝を上げたルメール騎手の最大の強みは、G1開催の多い関東遠征でも数字を全く落とさないことだったが、今の川田騎手はまさにルメール騎手のお株を奪うような充実ぶり。
この日も昨年リーディングでワンツーを飾ったルメール騎手とデムーロ騎手をほぼ”完封”する圧巻の騎乗ぶりだった。
昨秋は10週連続で外国人騎手がG1を勝利し、JRAの後藤正幸理事長が「C.ルメール騎手とM.デムーロ騎手はJRAの通年免許を持つ騎手であるということ。免許を与えている立場としては、あくまでもJRA騎手の2人と捉えています」と、あえて発言。
加熱する外国人騎手の大活躍報道、そして”暗”に日本人騎手の不甲斐なさを示す傾向にくぎを刺す状況まで生まれた。
しかし、今年は川田騎手や武豊騎手を筆頭に日本人騎手の活躍が目立つ。このままリーディング・ワンツーを決め「デムルメ時代」に終止符を打てるのか。春のG1シーズンを迎え、リーディング争いも日々白熱している。