JRAダノンスマッシュ川田将雅「新コンビ結成」に北村友一は? 次期スプリント王”非情降板”に「エージェント絡み」で大ピンチ!?
「川田騎手の技術が買われたことはもちろんですが、それ以上にダノンスマッシュの馬主ダノックスと川田騎手との結びつきが強いですから。
先週のマイラーズC(G2)を完勝し、安田記念(G1)の本命候補となったダノンプレミアムを筆頭に、2歳女王のダノンファンタジー、きさらぎ賞(G3)を勝ったダノンチェイサーなど、ダノックスの有力馬の主戦を川田騎手が務めるのは、もはや定番。今回の乗り替わりも、その流れがあったからでしょうね」(競馬記者)
実際にこの春も来週のNHKマイルC(G1)でダノンチェイサー、オークス(G1)でダノンファンタジー、安田記念でダノンプレミアムに騎乗することが濃厚な川田騎手。G1級の有力馬を数多く抱えるダノックスの行く末は、リーディングジョッキーの双肩に懸かっていると述べても過言ではないだろう。
一方の北村友騎手にとっては、あまりにも厳しい現実を突きつけられた結果……。絶好調の川田騎手には敵わないかもしれないが、北村騎手も昨年自己ベストの90勝を上げるなど今、伸び盛りのジョッキーだ。
「これが競馬」と言われてしまえばそれまでだが今後、さらに「厳しい状況」が待っている可能性もあるという。
「先日、リーディング常連のM.デムーロ騎手がエージェントを替えたんですが、実はそれが北村友騎手と同じ大谷博毅氏。当然ながら影響はあるでしょうし、北村騎手にとってはデムーロ騎手が”目の上のたん瘤”にもなりかねません。
今年はアルアインで大阪杯(G1)を勝つなど、一流の仲間入りを果たすところまで来ているだけに、このまま順調に階段を駆け上がってほしいんですが……」(同)
ただ、北村友騎手も今や多くの有力馬の主戦を務めるジョッキー。アルアインの大阪杯勝利は、川田騎手のキセキを2着に引き連れてのものだった。
さらに来週のNHKマイルCではシンザン記念(G3)を勝ったヴァルディゼール、オークスではクイーンC(G3)を勝ったクロノジェネシスに騎乗するなど、川田騎手&ダノックスに改めて存在感を見せつけるチャンスもあるはずだ。
果たして、北村友騎手の”反撃”なるか。弱肉強食が常の競馬界だが、生き残るには「結果」を残すほかない。