JRA戸崎圭太「シャケトラ急死」から期待馬騎乗決定。これもまた「縁」か
天皇賞・春(G1)に出走予定のグローリーヴェイズ(牡4歳、美浦・尾関知人厩舎)の鞍上を、戸崎圭太騎手が務めると、同馬を所有するシルクホースクラブがホームページで明らかにした。
今年の日経新春杯(G2)を勝利したグローリーヴェイズ。本来ならば、リーディング首位を独走する川田将雅騎手が騎乗予定だった。だが、川田騎手は先週の京都競馬場第9Rで内側に斜行したとして、4月27日から5月4日までの8日間(競馬開催4日間)の騎乗停止。そのため、陣営はグローリーヴェイズの鞍上を探していたという。
「グローリーヴェイズは中長距離で頭角を現しはじめていた1頭だけに、代わりの騎手が誰になるのかが注目を集めていました。戸崎騎手と発表されるまでは、騎乗経験のある浜中俊騎手の名前もウワサレベルであがっていましたね。2015年には今回と同様に、川田騎手が騎乗停止のため、”代打”で騎乗したラブリーデイで天皇賞・秋(G1)制した前例もありますからね。
今回、代打となった戸崎騎手はもともと天皇賞・春に重賞2連勝中だったシャケトラと参戦予定でした。ところが、同馬は先週の調教中に急死という痛ましい事故が発生。そのため、予定が空いていたんです。戸崎騎手としても複雑な気持ちは抱えているでしょうが、参戦することすらできなかったシャケトラの分も頑張ってもらいたいですね」(競馬誌ライター)
戸崎騎手と挑むことになったグローリーヴェイズは美浦の南WCコースで1週前追い切り。併せ馬で6ハロン82.1秒、ラスト12.5秒を記録している。尾関調教師は「まだ少し体が立派で重い感じがしますけど、このひと追いで変わってくればと思っています」と期待をかけていた。