JRA「新種牡馬キズナ」いきなり最高額! 暴れん坊ゴールドシップ「期待馬」には総帥もご満悦?
23日、JRA主催の2歳馬調教セリ「第15回JRAブリーズアップセール」が行われた。
今年、上場したのは69頭。このすべてが売却され、その中で一番の高値がつけられたのが、2013年の日本ダービー(G1)を制し、凱旋門賞(仏G1)にも挑戦(4着)したキズナの産駒だ。
キズナの初年度産駒である「ニシノミラクルの17」(牡、母父スペシャルウィーク)が、この日の最高額にして、セール史上最高額である5400万円で競り落とされた。入厩先として予定されている清水久詞調教師も、「元々いい動きをすると聞いていたが、実際に見ても動きは良かったし、姿もいい」と明かしている。
また「チョウカイクリスの17」(牝、母父サクラバクシンオー)が3672万円と牝馬の最高額で落札。さらに「スイートレーヌの17」(牝、母父ブライアンズタイム)が1728万円、「トウカイライフの2017」(牝、母父トウカイテイオー)が1512万円、そして「アーリースプリングの2017」(牝、母父クロフネ)1026万円が落札されている。
「2017年のセレクトセールでは、キズナのファーストクロップの1頭であるリメンバーメモリー(牡、母フィオドラ、母父Lord of England)を父のオーナーでもある前田晋二氏が9720万円で落札しています。ノースヒルズ代表の前田幸治氏も『キズナに似ている。素晴らしい。是非とも活躍してほしい』と絶賛するなど、キズナの産駒は当初から評判が良かったです。今年の2歳戦線は、キズナ産駒が大活躍するかもしれませんね」(競馬誌ライター)
今年はすでにそのリメンバーメモリーが入厩済み。さらに同馬以外の産駒である、プロークルサートル(母クールアンフルール、母父サクラバクシンオー)、オールザワールド(母エピックラヴ、母父Dansili)、ビアンフェ(母ルシュクル、母父サクラバクシンオー)なども入厩を果たし、着々とデビューの準備を始めている。