JRAデムーロ「腰痛で大不振?」NHKマイルC(G1)アドマイヤマーズに不安。「再打倒グランアレグリア」はあるのか

 5月5日のNHKマイルC(G1、芝1600メートル)に昨年の2歳チャンプ、アドマイヤマーズ(牡3歳、栗東・友道康夫厩舎)が出走する。皐月賞(G1、芝2000メートル)は敗れてしまったがマイル戦に戻って復権できるのか、検討してみる。

 アドマイヤマーズは2歳時、新馬戦から朝日杯FS(G1)までマイル戦を4連勝して、JRA賞最優秀2歳牡馬に輝いた。今年、春の目標は皐月賞(G1、芝2000メートル)に設定、共同通信杯(G3、芝1800メートル)から始動したがダノンキングリーの末脚に屈して2着。皐月賞では1着サートゥルナーリア、2着ヴェロックス、3着ダノンキングリーがアタマ+ハナ差の大激戦を演じたが、アドマイヤマーズは前の3頭から2馬身離された4着が精一杯だった。

 距離の限界が明らかになったアドマイヤマーズは負け知らずのマイル戦、NHKマイルCに挑む。ここでの1番人気は朝日杯FSで3着に負かしたグランアレグリア。桜花賞(G1、芝1600メートル)を1分32秒7というレースレコードで圧勝したからだ。アドマイヤマーズは再度グランアレグリアを倒せるのだろうか。

「最大の不安がM.デムーロ騎手です。今年は1月の日経新春杯(G2)をグローリーヴェイズで優勝したものの、それ以降はG1も含めて重賞は1つも勝てていません。リーディングこそ現在39勝を上げて4位につけていますが、福永祐一騎手、三浦皇成騎手らに追いつかれそうな状況です。どん底ですね。腰が悪いという話も聞きます」(競馬記者)

 好不調の波が大きいデムーロ騎手。これまでは不調説が広まった頃に爆発するのが恒例だったが、この春は爆発できないまま終わってしまうかもしれない。肝心のアドマイヤマーズの評価はどうなのか。

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