【重賞展望】サマーマイルシリーズ第2戦・関屋記念(G3)は「秋」を見据えた好メンバーが集結!マイルCS(G1)に向けて抜け出すのは、どの馬か!


 前々走の谷川岳S勝ちも然ることながら、前走はサマーマイルシリーズ第1戦の中京記念(G3)で惜しい2着。「先行して残ったのはこの馬だけ。強い競馬だったと思います。合っているとは思えない中京の馬場を克服したのですからね」と敗れはしたが橋口調教師は高く評価している。

 今回の新潟のマイル戦は、2歳時に新潟2歳S(G3)に出走。1着ハープスター、2着イスラボニータという翌年のクラシックホースに続く3着に入った経験があるだけに、強気になれる舞台だ。「中京よりも、新潟のような軽い馬場の方が合っている。チャンスは十分にあると思う」と師の期待も高まっている。

 鞍上は引き続き、主戦の小牧太騎手。先週の小倉記念(G3)では1番人気ながら不利を受ける悔しい負け方だっただけに、ここで鬱憤を晴らしたいところだ。ここを勝てば、サマーマイル王も視野に入ってくる。

 昨年の阪神C(G2)の覇者ロサギガンティア(牡5歳、美浦・藤沢和厩舎)が、ここに狙いを定めてきた。

 前走の安田記念(G1)は、5番人気に推されたものの9着。力負けというよりは、出遅れて本来の競馬ができなかったことが敗因だ。だが、それでもラスト3ハロン33.7秒はメンバー第3位タイ。末脚はG1の舞台でも通用する手応えを掴んだはずだ。

「(放牧からの)帰厩後は、じっくり乗り込んで1週前追い切りでは余力十分の動き。メンバー的に好勝負になるはず」と陣営は仕切り直しの一戦に期待。鞍上は引き続きM.デムーロ騎手が務めるだけに、秋のG1戦線に向けて賞金を加算したいところだ。

 他にも、中京記念で3着だったケントオー、如何にもこの舞台が合いそうなラングレー、昨年の覇者レッドアリオンなど、伏兵陣も層が厚いメンバーが揃った。

 サマーマイルシリーズはもちろん、秋のマイルCSを見据えた戦いはもう始まっている。本番に向けて、ここで抜け出すのはどの馬か。好メンバーが揃った関屋記念は14日(日)の15時45分に発走予定だ。

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