【ヴィクトリアマイル(G1)展望】JRAイチの「大荒れ模様G1」を制するのは!? アーモンドアイ世代の強豪激突
レッドオルガ(牝5歳、栗東・藤原英昭厩舎)の府中実績は【2・1・2・0】と抜群。東京新聞杯(G3、芝1600メートル)は2着だったが、インディチャンプと半馬身差の勝負を演じた。一発ならこの馬か。重賞初制覇かつG1初制覇を目指す。
他の5歳馬では一昨年のオークス馬ソウルスターリング(牝5歳、美浦・藤沢和雄厩舎)の登録もあるが、1週前追い切りを見る限り復調途上のようだ。
伏兵候補の主力は4歳勢だろう。プリモシーン(牝4歳、美浦・木村哲也厩舎)は3歳時にフェアリーS(G3)と関屋記念(G3)、2つのマイル重賞を勝っている。今年の始動戦ダービー卿CT(G3、芝1600メートル)ではフィアーノロマーノとクビ差の接戦をして2着に敗れたが、走破時計1分31秒7は速い。関屋記念で新潟外回りを勝っているように府中のマイルは向くはず。
ノームコア(牝4歳、美浦・萩原清厩舎)は紫苑S(G3、芝2000メートル)を鮮やかに勝ち、カンタービレ(牝4歳、栗東・角居勝彦厩舎)はローズS(G2、芝1800メートル)を優勝すると秋華賞でも3着に好走した。両頭とも近走勝ち切れていないが侮れない。京都牝馬S(G3、芝1400メートル)と阪神牝馬Sを人気薄で3着、2着に激走した上がり馬アマルフィコースト(牝4歳、栗東・牧田和弥厩舎)が不気味。