武豊インティ「令和初G1制覇」濃厚! かしわ記念(G1)は「三連単4点」を関係者情報でバッチリ!?
ただ、気がかりなのは主戦のC.ルメール騎手だ。5日のNHKマイルCでは1番人気グランアレグリアに騎乗したものの、最後の直線でダノンチェイサーの進路を妨害したことによって4位入線から5着に降着。さらにこの結果を受け、グランアレグリアの鞍上C.ルメール騎手は26日まで16日間(開催6日間)の騎乗停止処分を受けた。今年はここまでJRA・G1競走3連勝、今週も7勝と絶好調だっただけにこれは痛い。日本ダービーの大本命と目される皐月賞馬サートゥルナーリアに騎乗できないのも大打撃だろう。
幸いかしわ記念には出場できるが、ルメール騎手がこの結果に意気消沈しているとするならば、思わぬ凡走もあるかもしれない。いや、逆に「せめてここだけは」と渾身の騎乗を見せるかも……そういう意味で、今回のゴールドドリームは難しい存在だ。というわけで、評価は一つ下げた「▲」扱いとする。
そこで「○」に浮上するのが、フェブラリーS4着のモーニン(牡7 栗東・石坂正厩舎)である。
3年前のフェブラリーS覇者だが、その後はなかなか結果が出ず、ここ2年はスプリント戦線が中心。昨年の阪神コーラルS(OP)、コリアスプリント(韓G1)と随所に存在感は示している。
近3走はすべて4着だが、前走久々のマイル戦で掲示板を確保できた事実は大きい。トップクラスは同じだが、メンバー全体のレベルは低下する今回、順位を1つ2つ上げても何らおかしくはないだろう。記者の間でも「いよいよ本来の姿に」と囁かれている。
昨年途中からは地方でしか走っていないオールブラッシュ(牡7 栗東・村山明厩舎)も曲者だ。一昨年の川崎記念(G1)以来ビッグレースでの勝ちこそないが、近3走は復調気配。理想は2000m以上かもしれないが、昨年のかしわ記念ではゴールドドリームに0.2秒差の2着。昨年より好調気配のココはバッサリとは切りづらい。「いつ走るかわからないタイプ」(関係者筋)との意見も納得だ。
東京スプリントでコパノキッキングを下した地方の雄キタサンミカヅキ(牡9 船橋・佐藤賢二厩舎)も悩ましいが、さすがにここは相手のレベルが上がりすぎる。さらにこの距離は厳しいと判断。「この馬はあくまでスプリンター」という記者たちの意見を信じることとする。
というわけで、買い目はこうだ。