マイル王モーリス参戦によりサマー2000シリーズ戦線に異常発生!?有力馬が続々と札幌記念から「戦略的撤退」し、新潟記念に集結中……


「今年の札幌記念は、早い段階でマイル王モーリスが出走を表明したことで有力馬の回避が相次いでいるようです。モーリスが2000m以上を走るのは、3歳春の京都新聞杯(G2)以来。ちなみにその時は7着に惨敗しています。しかし、その時とは馬がまったく違いますし、その能力は世界でもトップクラス。各陣営が『戦いたくない』と思うのも当然かもしれません」(競馬記者)

 さらに今回のモーリスには香港No.1騎手のJ.モレイラが騎乗するという、まさに鬼に金棒状態。札幌記念にはモーリスの他にオークス馬ヌーヴォレコルトや重賞3勝のヤマカツエースなどが出走を予定しているが、いずれもサマー2000シリーズとは関係のなさそうな馬ばかり……。

 今年の札幌記念はモーリスが出走のため、サマー2000シリーズとは完全に隔離されたレースになりそうだ。

 だが、違った見方をすれば先に述べた通り、”逃亡先”の新潟記念はまさにサマー2000シリーズの雌雄を決する激戦は避けられないだろう。何とも皮肉な結果だが、ここで勝った馬がそのままチャンピオンになりそうなメンバー構成が期待できそうだ。

 それにしても、単純にポイントレースを制してサマー2000シリーズの王者を狙うのであれば「札幌記念の3着が、新潟記念の2着と同じ5ポイント」なだけに、激戦が決定的な新潟記念でガチンコ勝負をするよりも、もしかしたらモーリス出走でメンバーが手薄な札幌記念で好走し、お得なポイントを稼いだ方が優勝に近いような気もするのだが……。

 果たして、ここに来て心変わりする陣営は現れるだろうか。

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