武豊「雨乞い日本ダービー」弥生賞馬メイショウテンゲン騎乗決定! 名コンビ久々G1獲りへ
弥生賞の勝ち馬・メイショウテンゲン(牡3歳、栗東・池添兼雄厩舎)が、武豊騎手とコンビを結成し、日本ダービー(G1、芝2400メートル)に向かうと「サンスポ」が報じた。
メイショウテンゲンは昨年、時折小雪も降る中で行なわれた2歳未勝利戦(芝1800メートル)で初勝利。今年はきさらぎ賞(G3、1800メートル)で始動し、8頭立ての5着。その後、弥生賞(G2、芝2000メートル)に進んだ。
雨が降りしきり、重馬場の中で行なわれた1戦。単勝39.1倍の8番人気だったメイショウテンゲンは、4角手前で好位を確保すると、外から伸びて優勝。3連単457,370円と、高額払戻金の立役者となった。
だが、意気揚々とクラシック初戦皐月賞(G1、芝2000メートル)に向かうも、最後方から見せ場なく15着と大敗を喫している。
「以前、武豊騎手は自身のHPの日記で、ファンタジストがNHKマイルC(G1)に向かうため、『ダービーの騎乗馬がいなくなりました。ご指名をお待ちしております(笑)』と綴っていました。一時は、令和初の日本ダービーにも姿を見せない可能性もありましたが、これで無事に参戦できますね。
騎乗するメイショウテンゲンの馬主は、メイショウの冠名で知られる松本好雄オーナー。落馬し、成績が低迷した武豊騎手に騎乗依頼を出し続けるなど、武豊騎手のキャリアを支えたひとりとして知られています。今回も、武豊騎手不在のダービーを回避すべく、手を差し伸べたのかもしれませんね」(競馬誌ライター)