武豊15年ぶり「緊急招集」!? ヴィクトリアマイル(G1)ソウルスターリング「女王復活」へ藤沢和雄調教師「乗りに来てくれ」
このままでは終われない――。誰よりもそう思っているのが藤沢調教師であり、15年ぶりに武豊騎手を呼んだのも、今回のレースに懸ける意気込みに他ならないはずだ。
「この日は単走で、追い切った距離も4ハロンと短いものでしたが、武豊騎手が騎乗したことで、さすがに走りましたね。骨折明けということもあって、先週までは比較的軽めの調整だったんですが、これでソウルスターリングの気持ちに火が付いたんじゃないでしょうか」(競馬記者)
2400mのオークス(G1)を勝ったが、当時の主戦C.ルメール騎手から「気性面が難しく、コントロールが難しい」とアドバイスを聞いた武豊騎手。
それだけに、今回マイルに距離が短縮されるのはプラスに違いない。「クリストフ(ルメール)から『マイルはいいんじゃないか』と言われた。牝馬限定だし、東京で、マイルで、この馬にとってはターゲットのレース」と復活ムードが高まっている。
「あれだけの馬はなかなかいない。今回をスタートにまた頑張って欲しい」
そう再起への決意を語った藤沢調教師。今春、同世代の皐月賞馬アルアインが大阪杯(G1)で約2年ぶりのG1制覇を決めた。今度はオークス馬が高らかに復活を遂げる。