JRAヴィクトリアマイル(G1)至高の”1000円”勝負!現場ネタが導く「アノ伏兵」が波乱を!?
「△」に指名したのは、3歳時に2つのマイル重賞を勝っているプリモシーン(牝4歳、美浦・木村哲也厩舎)だ。
昨年のフェアリーS(G3)では、中団から早めに先頭を窺う積極的な競馬を披露。最後は1馬身以上の差をつける完勝だった。8月の関屋記念では3歳馬として22年ぶりの古馬撃破を達成。51kgという軽ハンデも大きかったが、新潟レコードと0.1秒差のタイムを叩き出すなど地力の高さは疑いようがない。
今年の始動戦ダービー卿CT(G3)は惜しくも2着に敗れたが、クビ差の接戦を演じる勝ちに等しい内容。牝馬同士なら、GIでも十分にチャンスはあるだろう。
「陣営は福永(祐一騎手)との相性の良さに期待しているね。『最終追い切りの動きも大絶賛していた。より自信を深めた様子だった』と、ココでの好走も確信しているようだった。『時計勝負も臨むところ。気分良く走れれば爆発すると思う』と強気だ」(競馬関係者)
「☆」には復活が待たれるソウルスターリング(牝5、美浦・藤沢和雄厩舎)をあげたい。
父は14戦14勝10冠のフランケル、母は6冠のスタセリタという超良血馬。2017年のオークス(G1)を制して世代の頂点に立つことに成功し、今後の競馬界を背負う逸材と思われていた。
しかし、その後は1勝もあげられていない。藤沢調教師も、この状況を一刻も早く打破したいと考えていることは明白だ。武豊騎手を栗東から呼び出して追い切りを行うなど、陣営の意気込みは間違いなく高い。
「骨折後の長期休養明けとなるけど、程度が軽かったことは救いだね。稽古では躍動感のある走りを披露。力を出せる状態にあると見ていいだろう。ブランクは気にしなくても良さそうだ。