JRA小林徹弥「引退」ラスト週で有終の美? 藤田伸二氏も吠えた「ケイティクレバー騒動」も印象的
小林徹弥騎手が、5月20日(月)をもって騎手を引退。その後、千田輝彦厩舎で調教助手に転身する予定であることがJRAから発表された。
小林徹騎手は1993年に目野哲也厩舎所属騎手としてデビュー。3年後にマイラーズC(G2)をニホンピロプリンスで勝ち、重賞初制覇を達成。その後もコンスタントに二桁勝利をあげるなど、長らく中堅騎手として活躍していたが、近年は成績が低迷傾向にあった。
「最近は乗鞍も減少し、馬質も低下。本人としても悩んでいたでしょう。そんな中、師匠である目野調教師から託されたのが、ケイティクレバーでした。小林徹騎手は調教にも積極的に騎乗するなど献身的に面倒を見ていたようです。タッグを結成後、すぐに結果は出ませんでしたが、京都2歳S(G3)で3着と好走。クラシックでも期待の一頭と目されるようになりました」(競馬誌ライター)
その年の暮にはケイティクレバーは朝日杯FS(G1)にも出走。これは鞍上の小林徹騎手にとって、チャクラで参戦した06年宝塚記念(10着)以来、11年6カ月ぶりとなるG1騎乗だった。
結果は11着に終わったものの、目野調教師はコンビ継続を決定。翌年には若駒S(OP)を勝利すると、すみれS(OP)でも2着と好走。クラシックへはずみをつけたかに思えたが、このコンビに突如悲劇が襲う。