JRAオークス(G1)「大器」ラヴズオンリーユーに不安!? 忘れな草賞「馬なり圧勝」もM.デムーロ騎手が残した「気になる言葉」
果たして、どこまで強いのか――。
19日に東京競馬場で開催されるオークス(G1)は、3歳牝馬の頂点を決める戦いだ。今年は桜花賞馬グランアレグリアが不在ながら、2着シゲルピンクダイヤを筆頭に3歳牝馬のトップクラスがそろい踏み。
そういった中、底知れぬスケールを秘めたラヴズオンリーユー(牝3歳、栗東・矢作芳人厩舎)が、いよいよベールを脱ごうとしている。
デビュー戦、白菊賞(500万下)とスタートで後手を踏みながらも、上がり3ハロン最速で快勝。桜花賞(G1)に登録するも除外の憂き目にあったが、同週の忘れな草賞(OP)では、好位から早めに抜け出すと、後続をまったく寄せ付けずに3馬身差の圧勝を飾っている。
この走りにはM.デムーロ騎手も「強かったです」と絶賛。「直線では馬なりで伸びました。すごく良い脚でした」とコメントしている通り、ノーステッキでの圧勝劇だった。矢作芳人調教師によると、これで「6~7分の出来」というのだから、さらに期待が高まる。
そんな底知れぬ大器が、いよいよ同世代の一線級と激突する。過去に忘れな草賞からの直行でオークス馬になったのは2015年のミッキークイーン、2011年のエリンコート、1998年のエリモエクセル、1994年のチョウカイキャロルと4頭いるが、これほどの圧勝はチョウカイキャロルの4馬身差以来の衝撃だ。