JRAオークス(G1)クロノジェネシス「北村友一クビ危機」回避なるか!? 2週連続姉妹制覇へ能力は折り紙付き

 19日に開催されるオークス(G1)は絶対的な存在がいない混戦模様。令和最初の樫の女王決定戦は悩ましいレースとなりそうだ。

 しかし、さすがにファンもこの馬を無視することはできないだろう。昨年の阪神JF2着、今年のクイーンC1着、桜花賞3着のクロノジェネシス(牝3 栗東・斉藤崇史厩舎)だ。

 クロノジェネシスはここまで5戦3勝、上がり3Fはデビューから3戦は最速、その後の2戦は2位の”キレ系女子”だ。桜花賞では最速のシゲルピンクダイヤとクロノジェネシスだけが32秒台の脚を繰り出した。

 もともとレースぶりや実績から、桜花賞よりも「府中向き」「オークス向き」という声も多かった同馬だが、今回に関してはさらなる「追い風」も吹いている。

「クロノジェネシスの半姉であるノームコアが、先週のヴィクトリアマイルをレコード勝利しました。レースはアエロリットが暴走ともいえるハイペースで飛ばし、マイル戦ながら高速馬場対応のみならず、最後はスタミナも要求されるレース展開だったといえます。ノームコアは2000mの紫苑Sを勝利しており、3着クロコスミアも理想の距離はもっと長い馬。結果にも表れていますね。

クロノジェネシスも同じ母を持ち、さらに父は2010年の菊花賞馬ビッグウィークを輩出したバゴ。ノームコアよりもさらに距離が持ちそうな血統背景ではないでしょうか」(競馬誌記者)

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