JRA日本ダービー(G1)「ドゥラメンテ風血統」ランフォザローゼス! 恐怖の2着馬で福永祐一連覇成る?
26日に開催される日本ダービー(G1、芝2400メートル)にランフォザローゼス(牡3歳、美浦・藤沢和雄厩舎)が出走する。4戦1勝2着3回と連を外していないのは不気味。同馬の可能性について探ってみる。
ランフォザローゼスは父キングカメハメハ、祖母はオークス(G1、芝2400メートル)と天皇賞・秋(G1、芝2000メートル)を制した女傑エアグルーヴという血統。近5年では皐月賞(G1、芝2000メートル)と日本ダービーを制した唯一の2冠馬ドゥラメンテに似た血統だ。2017年のセレクトセールで約1億3000万円で落札され、デビュー前から話題になっていた。
昨年10月、府中の新馬戦(芝2000メートル)で菊花賞(G1、芝3000メートル)と有馬記念(G1、芝2500メートル)を制したサトノダイヤモンドの全弟サトノジェネシスを破って優勝。3歳クラシックでの活躍が大いに期待された。ところが、その後3戦してすべて2着と勝ち切れない。力を出しきれずの惜敗続きなのだろうか、それとも根本的に勝負弱いのだろうか。
「府中のデビュー戦を勝った後、陣営は2戦目に中山の2000メートル戦、葉牡丹賞(500万下)を選択しました。ここを勝って皐月賞(G1、芝2000メートル)目標を明確にする予定だったのでしょう。しかし、シークレットランに2歳日本レコード(1分59秒6)で大駆けされ、2着に敗れました。
陣営はもう一度中山の2000メートル戦にチャレンジします。それが1月の京成杯(G3)です。今度は1戦1勝のラストドラフトが大駆け。直線で追いすがるも差は縮まらず、またしても2着でした。陣営はこの敗戦で中山適性に見切りをつけます。皐月賞には向かわず、青葉賞(G2、芝2400メートル)から日本ダービーというローテーションに切り替えました」(競馬雑誌ライター)