JRA藤岡佑介騎手「5連勝」3歳No.1スプリンターを絶賛! 「なかなかできないこと」”異色”のルーラーシップ産駒ディアンドル大躍進!
25日、京都競馬場で新設重賞の葵Sが行われ、単勝2.3倍の1番人気に支持されたディアンドル(牝3歳、栗東・奥村豊厩舎)が優勝。怒涛の5連勝で重賞初制覇となった。
「強い馬ですし、良いタイミングで乗せてもらいました」
16頭立ての芝1200mで行われたレース。好スタートを切ったディアンドルだったが、以前のようにハナには立たずに番手の競馬。鞍上の藤岡佑介騎手が「ここ2走で控える競馬をしていたのが良い方に向いた」と振り返った通り、逃げ集団を見るような好位をキープした。
前半600mは33.9秒というハイペース。ディアンドルは最後の直線で先頭集団を交わして先頭に躍り出ると、最後はアスターペガサスの猛追を振り切って重賞初制覇を飾った。
「最後はアスターペガサスにアタマ差まで詰め寄られましたが、藤岡騎手が『抜かせないよという気持ちを見せていました』と話している通り、並び掛けられてからもうひと伸びしました。5連勝はなかなかできることではないですし、着差以上に強い競馬。先行のスタイルも板についてきましたし、スタートセンスがいいので、今後も大きく崩れることは少なそうです。
惜しくも敗れたアスターペガサスは久々の好走でしたが、福永祐一騎手が『1200mが本当に良い』と話していた通り、得意舞台ならまだまだ活躍が見込めそうです。2頭とも、サマースプリントシリーズに出走すれば面白い存在になりそうです」(競馬記者)