JRA安田記念(G1)「旧マイル王」ペルシアンナイト「府中苦手」認識は違う? 過去最高のデキ
何よりも昨年の安田記念を評価するべきでしょう。6着でしたが、直線で前が壁になってまともに追えませんでした。この不利がなければ勝てたかと言うとそこまでの脚色はありませんでしたが、それは前走大阪杯2着の反動だったのかもしれません。少なくとも東京コース不得手という走りではありませんでした」(競馬誌ライター)
今年2戦の不振は馬場の影響であり、東京コースに問題がなければ、後は体調面と相手関係ということになる。
「今回、ペルシアンナイトのデキは抜群です。池江泰寿調教師はこれまでで一番とまで言っています。筋肉量が増え、よりマイラー体型になっています。池江厩舎はレースに合わせた体作りがうまいですからね。一昨年のマイルCS以降勝ち星に見離され、不完全燃焼の競馬が続いてきましたが、ここは全力投球です。
ただし、モーリス以来マイルの絶対王者は不在でしたが、この安田記念はダノンプレミアムがマイル王に君臨するのか、それともアーモンドアイが現役最強であることを誇示するのかというレースです。ペルシアンナイトは絶対王者不在時代のマイルCS覇者にすぎませんから、ここで勝ち負けするのは容易ではありません」(同)