JRA安田記念(G1)武豊・騎乗停止「申し訳ない」アーモンドアイ、ダノンプレミアムら”大外刈り”でレース崩壊……28年前「メジロマックイーンの悪夢」再び
2日の安田記念(G1)で昨年の年度代表馬アーモンドアイは、出遅れが響き3着に敗れる波乱。牝馬三冠に加え、ジャパンC(G1)、そして海外G1制覇と怒涛の連勝劇は「7」でストップした。
「残念。スタートで5馬身くらいの不利を受けた。G1、しかもマイル戦では大きな不利。直線はよく伸びてくれたが仕方ない」
レース後、そう肩を落としたC.ルメール騎手。単勝1.7倍の人気を裏切ってしまったフランス人騎手の”恨み節”の矛先は、競馬界のレジェンド・武豊騎手のようだ。
「勝ったインディチャンプら上位陣の快挙にケチをつけるつもりは毛頭ないですが、わだかまりの残る結果となりました。
というのもスタート直後に、大外枠だった武豊騎手のロジクライが内側へ急激に斜行。隣を走っていたダノンプレミアム、アーモンドアイ、ペルシアンナイト、ロードクエストらがまとめて不利を受けるアクシデントとなりました。
レース後、アーモンドアイの国枝栄調教師が『スタートが全てだな。位置取りも悪くなって、ちょっと厳しかった』と語った通り、今の東京は前が止まりませんし、スローペースのマイル戦。結果論になってしまいますが、この不利は小さくなかったと思いますね」(競馬記者)
このアクシデントには、馬券を買っていたネット上の競馬ファンにも遺恨が残ったようだ。