JRA「雨巧者」サンライズノヴァ好走の兆し? プロキオンSで深刻状況打破?
「サンライズノヴァが好走するには2つの条件が必要になります。まずはレースが流れて前崩れの展開になること。マテラスカイが速い逃げを打って、各馬がマテラスカイを早目につぶしにかかれば、サンライズノヴァの出番があります。
もう1つ大切なことは中京のきついコーナーを克服できるかどうかです。同じ左回りとはいえ中京コースは東京コースと異なり、差し馬が4コーナーでふくれてしまいそれが致命傷になってしまうことも少なくありません。サンライズノヴァも器用な馬ではないので中京のコーナーには不安があります。実際、中京コースをチャンピオンズCしか走っていないのは、それが理由だったはずです。
ただし、前走でさきたま杯を使ったのは秋に浦和で開催されるJBC競争の試走なのかとも思えましたが、ひょっとするとプロキオンSに向けた布石だったとも考えられます。小回りのコーナーを克服するための練習です。さきたま杯は4着に負けましたが早目に動く競馬はできました。この経験をプロキオンSで生かしたいですね。
あと、今週末も雨になりそうですが、サンライズノヴァの道悪競馬実績は【2・2・1・0】と抜群であることも付け加えておきます」(同)
サンライズノヴァにとって秋のJBCやチャンピオンズCは適正舞台ではない。リステッドやオープンでは2つの重賞を勝っているので斤量が重くなる。ならば別定戦の短距離重賞は必勝を目指さなければならない。
いくつかの課題を克服できればサンライズノヴァはプロキオンSで好走できるだろう。馬券から外すのは無謀かもしれない。しかし、人気になりすぎるようであれば思い切って消す手もありそうだ。