JRA宝塚記念(G1)レイデオロに「不安」アリ!? 「トップコンディション」も主戦C.ルメール騎手が語る「懸念」材料
昨年の最優秀4歳以上牡馬として、ここは負けられない。
23日に阪神競馬場で行われる春のグランプリ宝塚記念(G1)に、昨年の最優秀4歳以上牡馬レイデオロ(牡5歳、美浦・藤沢和雄厩舎)が登場する。6日に締め切られたファン投票では、7万2805票を集めアーモンドアイに次ぐ第2位。ファンの期待の高さを示す結果となった。
前走のドバイシーマクラシック(G1)では6着に惨敗。2年連続で着外に敗れたことから主戦のC.ルメール騎手、藤沢和雄調教師ともに「ナイトレースが得意じゃないのかも」と口を揃える。海外遠征という特殊な環境下でのレースであり、敗因は度外視しても良さそうだ。
ただ、日本の競馬ファンの高い期待を裏切ってしまったことは事実。巻き返しに向け、陣営は入念な調整を行っている。帰国後5月23日に初時計を出してから、すでに9本。「涼しい陽気で調整しやすい」と最近の気候も味方しているようだ。
「折り合い、フットワークとも完璧」
そんな順調さを著実に示したのが、12日の1週前追い切りだった。この日、美浦のウッドコースを4ハロン53.7秒、ラスト13.0秒で併せ馬と併入。藤沢厩舎らしく軽めの追い切りだったが、手綱を執ったルメール騎手は「来週も同じくらいやれば、トップコンディションになる」と大きな手応えを掴んだようだ。
3つ目のG1タイトルへ向け、万全の態勢が整いつつあるレイデオロ。ただ主戦騎手が挙げた「課題」は、大きなポイントになりそうだ。