JRA宝塚記念(G1)禁止薬物「検査対象馬」判明! 陽性なら「無念の除外」……対象となる「アノ超大穴馬」にファンから大声援!?
「どうやら宝塚記念の登録馬で検査対象になっているのは、鮫島一歩厩舎のタツゴウゲキだけのようですね。鮫島厩舎は先週の神無月S(1600万下)に出走予定だったアイファープリティも除外処置を受けています。
ただ、検査対象となった他の厩舎と同じく鮫島厩舎はあくまで被害者。ネット上では、タツゴウゲキを応援しているファンから暖かい声が寄せられています。なんとか検査を潜り抜け、2年連続のグランプリに出てきてほしいところです」(競馬記者)
タツゴウゲキは2年前のサマー2000シリーズで優勝。小倉記念(G3)と新潟記念(G3)を連勝し、夏の王者に輝いている。しかし、そこから脚部不安に見込まれて長期休養を繰り返す日々。今回は昨年の宝塚記念以来、ちょうど1年ぶりに挑戦だった。
インパクトのある馬名、そして父が宝塚記念を勝ったマーベラスサンデーということでファンの多い馬。ネット上では今回の”アクシデント”に対しても「(検査)なんとか乗り越えてくれ!」「名前が好きだから、また見たい」「今回ばかりは全力で応援する」など、レースの勝ち負けを超えた熱い声援が見られている。
「1年ぶりのレースとあって、常識的にはここを叩いて得意の夏競馬に挑む算段でしょうが、それでも毎年のようにフルゲート割れしている宝塚記念にとっては、レースを盛り上げるための貴重な出走馬。まずは無事に出走してほしいところです。古くはトウカイテイオーの”伝説”もありますし、出てくるだけでも盛り上がると思いますよ」(別の記者)
かつての歴史的名馬トウカイテイオーは引退レースとなった1993年の有馬記念(G1)に、前年の有馬記念からちょうど1年ぶりの出走。常識を覆す奇跡的な走りで勝利し、鞍上の田原成貴騎手を始め、多くのファンが感動に涙した。
思わぬ形でアクシデントに巻き込まれたタツゴウゲキは、今週末の阪神競馬場に元気な姿を見せてくれるのか。まずは無事に検査を通過することを祈りたい。