【セレクトセール】JRAも驚愕の2日目!? ABCマートとラウンドワンも爆買い!ディープ産駒が1億から一瞬で4億7000万円へ!全体総括も
また1億円以上で落札された馬の販売者(生産者)は、ノーザンファーム関連(ノーザンレーシングを含む)が20頭中17頭と圧倒的成績。この2日間で35頭の1億円馬が誕生したことになる。いやはや恐ろしいほどの存在感だ。そして2日目で5頭以上を落札した馬主と落札総額トップ10は以下の通り。
■5頭以上を落札した馬主
7頭 小笹芳央
6頭 (株)ダノックス
6頭 (同)DMM.com
6頭 寺田寿男
6頭 寺田千代乃
6頭 廣崎利洋HD(株)
5頭 野田みづき
5頭 (株)サラブレッドクラブライオン
5頭 (株)サトミホースカンパニー
5頭 鬼塚義臣
■落札総額トップ10
9億2200万円 小笹芳央
8億8600万円 (株)ダノックス
5億9700万円 近藤利一
3億9000万円 (株)サトミホースカンパニー
3億7450万円 廣崎利洋HD(株)
3億5000万円 東洋木材
2億8500万円 寺田寿男
2億7600万円 金子真人ホールディングス(株)
2億7200万円 (株)スリーエイチレーシング
2億5800万円 野田みづき
1歳馬11頭を落札した金子オーナーは、当歳馬は2頭と控えめ。来年デビューの1歳馬に力を入れているのか、それとも当歳馬は庭先取引で確保できているのか、詳細は不明だが、序盤に2頭を落札して終了。逆に里見オーナーは1歳馬が3頭で当歳馬が5頭。落札総額は1歳馬の方が高かったが、この戦略が吉と出るか。
落札総額は小笹氏が9億円超えでトップ。落札頭数もトップの7頭で、最高額を除く二冠達成といったところ。意外な顔触れは1日目に3800万円を1頭落札しただけの東洋木材。この日は当歳馬2頭で合計3億5000万円のお買い物。ともに2億5000万円と1億円の高額馬で、波乱の落札だったといえよう。さらに惜しくもトップ10からは外れたが、キタサンブラック産駒でジェンティルドンナの弟であるドナブリーニの2019を落札したHIROKIカンパニーも話題騒然。twitterのトレンドに挙がるほど注目を集めており、今後その挙動に注目が集まる。
ちなみに2日間の落札総額10億円超えはこの4者。
14億2900万円 金子真人ホールディングス(株)
13億7900万円 (株)ダノックス
12億8900万円 小笹芳央
11億3300万円 近藤利一
目のくらむような金額で庶民感覚からかけ離れているが、こういった馬主の方々がいて、競馬がより見応えのあるものになるのは間違いない。1000万円の馬がデビューよりも、3億円の馬がデビューの方が話題性もインパクトもあるからだ。