JRA宝塚記念【最終追い切り総括】マカヒキ「超絶自己ベスト」で完全復活!? 「最強の1勝馬」エタリオウが見せた”悪癖”に一抹の不安……

 同世代のダービー馬、菊花賞馬が出てくる以上、黙ってはいられない。前走の大阪杯(G1)で待望のG1・2勝目を上げたアルアイン(牡5歳、栗東・池江泰寿厩舎)が充実ぶりを見せつけた。

 栗東の坂路で最終追い切りを行ったアルアインは4ハロン53.8秒、ラスト12.3秒。単走ながら素軽い動きを見せた。先週に同じ坂路で自己ベストとなる4ハロン50.8秒を叩き出しているだけに、この日はまさに最終調整。それでも池江泰寿調教師は「前走と同じか、それ以上の状態」と自信を深めている。破竹のG1連勝へ、勢いならこの馬か。

 紅一点リスグラシュー(牝5歳、栗東・矢作芳人厩舎)も存分に存在感を見せつけている。

 栗東の坂路で最終追い切りを行ったリスグラシューは4ハロン54.3秒、ラスト12.1秒。決して派手な時計ではないが、今週がJRA短期免許ラストウィークとなるD.レーン騎手は「仕上がりはパーフェクト」と状態に太鼓判を押した。

 前走は香港のクイーンエリザベス2世C(G1)に挑戦しての海外遠征帰りとなるが、陣営は「逆に状態が上がっている」と、あくまで強気。一線級の牡馬相手に互角以上であることは、近走成績を見れば明らか。2016年のマリアライト以来の牝馬制覇なるか。

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