JRA宝塚記念【最終追い切り総括】マカヒキ「超絶自己ベスト」で完全復活!? 「最強の1勝馬」エタリオウが見せた”悪癖”に一抹の不安……
一方、相変わらずの”甘さ”を印象付けたのがエタリオウ(牡4歳、栗東・友道康夫厩舎)だ。
栗東の坂路で最終追い切りを行ったエタリオウは4ハロン54.6秒、ラスト12.8秒。終始馬なりだったが、1勝クラスの併せ馬相手に約半馬身遅れた。ただ、陣営が「動きは良かった」とジャッジした通り、約5馬身ほどを追走しての併せ馬。コンディションは上々に見える。
だが、問題はあと一歩勝ち切れない気性面。陣営は「だいぶ真面目に走ってくれるようになった」と評価しているが、格下に遅れてしまったのは変わらぬ”悪癖”を印象付ける。待望の初G1をゲットし「最強の1勝馬」返上なるか。
一方、抜群の動きを見せたのが、エタリオウの同僚マカヒキ(牡6歳、栗東・友道康夫厩舎)だ。
栗東の坂路で最終追い切りを行ったマカヒキは4ハロン50.6秒を記録。ダービーを勝ち、世代の頂点に立った3歳時の自己ベストを0.5秒も更新する”超抜時計”を叩き出した。これには陣営も「骨折後、一番いい状態であるのは間違いない」と大きな自信。前走の大阪杯では4着と復調気配だけに先輩ダービー馬の復活が見られるか。