JRA宝塚記念(G1)クリンチャー「キセキ潰し」で大波乱!? 「積極的な競馬を」得意の雨で”激走”の気配十分……
23日に阪神競馬場で行われる宝塚記念(G1)は、あいにくの空模様。雨が降るかは微妙なところだが、降雨が予想されている前日の影響は少なからず残りそうだ。
「このまま終わりたくない」
『サンスポ』の取材にそう決意をにじませたのは、クリンチャー(牡5歳、栗東)を管理する宮本博調教師だ。昨年は天皇賞・春(G1)で3着するなど、G1制覇まであと一歩まで迫った。しかし、秋に挑戦した凱旋門賞(G1)で大敗……。
以降は、有馬記念(G1)15着、日経賞(G2)7着、天皇賞・春(G1)10着と、海外遠征のダメージを引きずったような戦績が続いている。
そんなクリンチャーにとって「天の助け」となりそうなのが、週末の雨予報だ。コンディションがイマイチだった有馬記念と日経賞こそ稍重の馬場で敗れたが、歴史的な不良馬場だった2017年菊花賞(G1)2着が光る。
また重馬場の京都記念(G2)では、今回の有力馬レイデオロやアルアインを撃破して重賞初制覇。週末に一雨来れば、要注意の存在になりそうだ。
また、状態面に関しても明らかな「復調」の気配があるという。