JRA「最注目新馬」!! シルヴェリオvsリメンバーメモリーの対決は伝説の新馬戦となるか!?
6月も中旬を過ぎ、多くの新馬が次々にデビューを飾っている。先週はキングカメハメハ産駒のサクセッションが快勝。戦前の評判通り勝利を収めた。
今週末は東京競馬場、阪神競馬場、函館競馬場で、それぞれ土日で1レースずつ、芝の新馬戦が開催予定となっている。今回も注目の新馬を紹介しよう。
22日(土) 東京競馬場 第5R 2歳新馬(芝1800メートル)
ここでデビューを飾るのが、ブルトガング(牡2歳、美浦・手塚貴久厩舎)だ。
父ディープインパクト、母タピッツフライ、母父タピットという血統。今年の桜花賞馬グランアレグリアの全弟に当たる。サンデーレーシングで1口が375万円/40口の高値で募集されるなど、早くから期待がかけられている。
12日にWコースで追われると6ハロン69秒5、ラスト12秒9を記録。手塚調教師も「血統的にも能力がある」と太鼓判。まだ反応しきれない点があるとしながらも、「エンジンがかかるとグンと行く」とその能力には一目置いているようだ。
鞍上は姉の主戦でもあるC.ルメール騎手が務める予定。期待の良血馬は姉に続いて活躍することが約束されている!?
対抗はインディードシチー(牡2歳、美浦・上原博之厩舎)。父は今年初年度産駒がデビューしたスピルバーグ。父に産駒初勝利をプレゼントすることができるだろうか?
23日(日) 東京競馬場 第5R 2歳新馬(芝1600メートル)
レインカルナティオ(牡2歳、美浦・小西一男厩舎)にも熱視線が送られている。
父ルーラーシップ、母リビングプルーフ、母父は2002年のジャパンカップを勝ったファルブラヴだ。全姉には昨年のクイーンC(G3)勝ち馬テトラドラクマがいる。
12日には坂路で4ハロン54秒1、ラスト12秒3を記録。軽やかな動きを見せ、姉同様スピードがあるところを見せる。だが、姉とは違い「気性的にも穏やかで落ち着いている」と小西調教師は語る。
テトラドラクマは新馬戦9着に終わった。陣営としては弟レインカルナティオには、そこだけは似てほしくないだろう。
対抗はウイングレイテスト(牡2歳、美浦・青木孝文厩舎)だろう。
父スクリーンヒーロー、母グレートキャティ、母父サクラユタカオーだ。半兄に09年の京都新聞杯(G2)を勝ったベストメンバーがいる。鞍上は松岡正海騎手が務める予定。