【帝王賞(G1)展望】「大本命」武豊インティVS「未完の大器」チュウワウィザード! G1馬7頭が集う上半期ダート頂上決戦!
重賞連勝中のチュウワウィザード(牡4歳、栗東・大久保龍志厩舎)は、いつG1を勝ってもおかしくない存在だ。
今年初戦の東海Sではインティに完敗の2着だったが、ダイオライト記念(G2)で重賞2勝目を飾ると、前走の平安Sでは58kgを背負って連勝。1kg差のオメガパフュームに1馬身1/4差をつけている。
本来は好位からの抜け出しが勝ちパターンだったが、前走は後方から追い上げての勝利。競馬ぶりにも幅が出てきており、初のG1挑戦ながら一気にビッグタイトルを手にする可能性十分だろう。鞍上は主戦の川田将雅騎手が務める。
今年の川崎記念(G1)でG1初勝利を上げたミツバ(牡7歳、栗東・加用正厩舎)にもチャンスはあるはずだ。
1月の川崎記念でケイティブレイブやオールブラッシュ、アポロケンタッキーといった骨太メンバーを退けてG1初勝利を飾ったミツバ。新たに和田竜二騎手を迎えた一戦は、堅実なレースを続ける”善戦マン”のイメージを払しょくするレースだった。
しかし、前走のダイオライトではチュウワウィザードに完敗の4着。今回は2400mから2000mへの距離短縮がプラスに働きそうだ。一発に期待したい。
他にもJRAからはアポロケンタッキーやオールブラッシュらタイトルホルダーがスタンバイ。今年も上位独占が予想される。
対する地方勢からは元JRAの重賞馬グレイトパール(牡6歳、佐賀・川田孝好厩舎)が注目を集めている。
JRA所属時には6連勝を飾り、平安S(G3)やアンタレスS(G3)を連勝。しかし、その後脚部不安に悩まされ、地方に移籍した。移籍後は5戦3勝と復活気配。前走の佐賀スプリングCでは地元馬相手ながら5馬身差の圧勝を飾っている。好調時の能力さえ戻っていれば、このメンバーでもやれるはずだ。
他に一発があるなら、元JRAのノンコノユメやサウンドトゥルーか。どちらもJRAでG1を勝っているだけに実績は十分だ。
上半期のダート王決定戦・帝王賞(G1)は6月26日(水)の20時5分に発走予定となる。