2019年JRA新種牡馬紹介その2 非社台系マイナーどころ~ゴールドシップ・ラブイズブーシェ・マジンプロスパー・コパノリチャード~
さらにマイナー系種牡馬を掘り下げると、地方のダート狙いと思われるニホンピロアワーズやワンダーアキュート、ハタノヴァンクール、ノーザンリバー、タイセイレジェンド、セイクリムズン、エーシンモアオバー、グロリアスノア。そして現役時に地方競馬でしか実績がないヴェリーハード、ソウルシルバー、クラグオー、グランシュヴァリエなど、地方競馬を意識したダート系種牡馬が多いように思う。これは近年地方競馬の売り上げが増えていることも影響していそうだ。ただし種付け頭数が少なく、数年でこの中の何頭かは淘汰されてしまうだろう。
他にはドクターコパ氏がオーナーだったラブイズブーシェとコパノリチャード、大魔神こと元プロ野球選手の佐々木主浩氏がオーナーだったマジンプロスパーなど、馬主も個性的だった馬も多い。それぞれ種付け頭数は少ないが、コパ氏や佐々木氏がこれらの馬を走らせる姿をぜひ見てみたいものだ。
競馬は優勝劣敗の世界であり、種牡馬も実績がなければ必然的に淘汰され、表舞台から消えていってしまう。この種牡馬達の今後は、これからデビューする子供達が担っており、どんな走りを見せるのか注目だ。そして社台グループの牙城を崩すような新たな伝説の誕生にも期待したい。