JRA「外国人騎手偏重」に苦言。「日本人でG1を」説くオレ流調教師の矜持
「昆貢調教師は外国人騎手に頼らない調教師として知られています。日本人騎手といくつもG1を制しており、管理したディープスカイは四位洋文騎手とNHKマイルC、日本ダービーを制覇。元騎手の藤田伸二氏ともローレルゲレイロで高松宮記念、スプリンターズS、ヒルノダムールで天皇賞・春を優勝。昨年も横山典弘騎手に託したアンジュデジールが、6番人気ながら、外国人騎手たちの有力馬を蹴散らして見事優勝を成し遂げました。
昆貢調教師は以前、インタビューで外国人騎手を起用しない理由について『チギって勝てる馬は誰が乗っても勝てると思うんで。それをわざわざ一流を乗せる必要はないというか』と明かし、また『競馬学校という厳しいところに3年間いて、一生懸命勉強して、中央でデビューした人を育てていきたい』と話しています。この信念を持ちつつ、年間20勝前後の勝ち星をあげているのはさすがの一言。これからも昆貢流を貫いてもらいたいですね」(競馬誌ライター)
日本人騎手を重用するという今や異色となってしまった昆貢調教師のスタイル。できうることならば、この昆貢調教師の思いを受け継ぐ調教師が誕生してもらいたいものだが……。