JRA福永祐一「クラシック意識」超良血ジュンライトボルトがデビュー! ドゥラメンテ、エアグルーヴ一族からキングカメハメハ「最後の傑作」?
6月から始まった新馬戦もたけなわとなり、今年も続々と大物がデビューしている。そんな中、今週末21日に中京競馬場でベールを脱ぐのが、ジュンライトボルト(牡2歳、栗東・友道康夫厩舎)だ。
「動き的には水準以上。少し気難しいが、変なクセが出ない限り好勝負になると思う」
『スポニチ』の取材を受けた友道康夫調教師が、そう自信を見せるのも無理からぬ大物感は、やはり脈々と受け継がれる日本最高峰の血統が成せるものか。オークス馬ダイナカールから1997年の年度代表馬エアグルーヴを経た母系。近親には種牡馬として注目されるドゥラメンテも名を連ねており、来年のクラシックを意識させられる逸材だ。
「半兄には今春のファルコンS(G3)で2着グルーヴィット(父ロードカナロア)がいますが、こちらはキングカメハメハ産駒。陣営も『距離は持ちそう』と話しており、出世馬が多い中京の芝2000mで降ろすことになりました。
育成段階から『センスがいい』と評判で、栗東のCウッドで行った最終追い切りでは6ハロン85.1秒。レースで騎乗する福永祐一騎手が感触を確かめた程度でしたが、ラストは11.6秒と超良血馬らしいキレを見せていましたね。馬体は450kg程度と決して大きくはないんですが、数字以上に大きく見せる馬です。
福永騎手と友道調教師と言えば、昨年のダービー馬ワグネリアンのコンビ。本馬も中京の2000mでデビューしましたし、来年のクラシックを見据えた始動戦になると思います」(競馬記者)