JRA新馬「ショウナンパンドラ弟」に良血が襲い掛かる! 父ディープインパクトに捧げる新馬たちの激走一挙紹介

8月4日(日)小倉競馬場 第5R 2歳新馬(芝1800メートル)

 武豊騎手を背にサンデーミラージュ(牡2歳、栗東・宮本博厩舎)はどのような走りを見せるか。

 父ディープインパクト、母はヴェルメイユ賞(仏G1)などを勝ったミセスリンゼイ、母父は20頭以上のG1勝ち馬を輩出した名種牡馬シアトリカルという血統。

 24日には武豊騎手を背に、坂路で4F52.6秒を記録。宮本博調教師も「追うごとに良くなっていますね」と自信をのぞかせている。

 武豊騎手は30日に死去したディープインパクトのため、当初の予定をキャンセル。社台スタリオンステーションへ向かい、主がいなくなった馬房に手を合わせたという。ディープインパクトと名声を分かち合った武豊騎手は、その産駒を勝利に導くことができるのだろうか?

 対抗はトゥモローマーチ(牡2歳、栗東・渡辺薫彦厩舎)だろう。

 父キズナ、母コウユーユメダンス、母父はダンスインザダーク。サンデーサイレンスの3×3という濃い血を持つが、これが吉と出るか凶と出るか。鞍上は松山弘平を予定。

 またシリアスフール(牡2歳、栗東・西村真幸厩舎)も侮れない。

 父ディープインパクト、母シリアスアティテュード、母父は晩成で知られるムトト。半兄には重賞2勝のスティッフェリオがいる。31日には栗東CWで一杯に追われて6F82秒3、ラスト12秒2を記録した。

『死んだ種牡馬の産駒は走る』という格言がある。今週もディープインパクト産駒の新馬が多く出走を予定しているが、彼らは亡き父に勝利を捧げることができるだろうか?

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