JRAセントウルS(G2)「武豊→和田竜二」ファンタジストに現場ネタで有力情報! 決意の1点勝負
今年もスプリンターズS(G1)の前哨戦となるセントウルS(G2)に、多くの有力馬が顔を揃えた。今後のスプリント戦線を占うこの1戦に「現場の声を最重視するブロディN」が挑戦。極秘ルートから仕入れた「関係者ネタ」で高額配当を射止める。
これまで3連複、3連単を中心に予想を展開してきたが、ここ最近、2頭は馬券圏内に来るものの、あと1頭が4着に入って的中を逃すなど、悔しい思いをしてきた。そこで今回はあえて2頭のみの1点勝負に出てみたい。
まず、ここでの復活が期待されるファンタジスト(牡3歳、栗東・梅田智之厩舎)だ。
2歳時に小倉2歳S(G3)、京王杯2歳S(G2)とスプリント重賞を連勝。その後、距離延長して挑んだ朝日フューチュリティ(G1)で4着、スプリングS(G2)でも2着と実績を積み重ねていた。だが、今年春のG1戦線で、皐月賞(G1)で5番人気、NHKマイルC(G1)でも6番人気に支持されたものの、ともに13着と惨敗を喫した。
前走は原点回帰とばかりに、スプリント戦の北九州記念(G3)に挑戦。武豊騎手が騎乗して4番人気に支持されるも、まさかの出遅れ。そのまま、いいところなく14着と大敗した。レース後、武豊騎手は「スタートが悪く、久々の1200mで流れに乗れませんでした」と振り返ったものの、「この距離が合っているし、次はよくなると思います」と次走以降に期待を込めた。
「前走は久々の短距離戦ということもあり、馬が戸惑ったみたいですね。しかしスタッフは『テンから進んでいかなかった』と振り返るものの、『力負けとは思わない』と強気な姿勢を崩しません。
最終追い切りは坂路で単走。加減せずにビシッとやって、4F49秒8、ラスト12秒の好時計をマーク。もともと稽古で動くタイプではあるものの、好調さを感じさせる素晴らしい走りを見せてくれました。鞍上は武豊騎手から和田竜二騎手にチェンジ。しっかりと追うタイプの騎手ですし、ここで改めて高い短距離適性を見せてくれると思います」(栗東関係者A)
そしてもう1頭がイベリス(牝3歳、栗東・角田晃一厩舎)だ。
昨年の後半にスプリント戦を連勝。今年の始動戦となったフィリーズレビュー(G2)では、9番人気ながらしぶとく伸びて4着。そして続くアーリントンC(G3)ではハナを奪い、マイペースで運ぶとライバルたちの猛追をものともせずに優勝。12番人気ながら逃げ切り勝ちを収めて、ジャイアントキリングを達成していた。
NHKマイルCでも2匹目のどじょうを狙うべく逃げるも、こちらはうまくいかずに16着と大敗。ここでの巻き返しが期待されている。
「前走はペースもありましたが、やはり距離。とくに東京競馬場のマイルはごまかしが利かないですから、しょうがないところはあったと思います。
今回は、早めに入厩させたのでしっかり乗り込めたみたいです。最終追い切りは僚馬(古馬OP)を後方から追走する形で行われ、終い強めに追われて1馬身半先着。タイムも4F51秒3、ラスト11秒9を記録しました。仕上がりもいいようですね。
スタッフによれば『以前は周りに馬がいると気を遣っていた』そうですが、精神面が成長したようで『改善傾向にあり、控えても問題ない』と明かしています。潜在的なスピードは古馬相手にも引けをとらないはずですし、好位で進めば上位進出もあると思います」(栗東関係者B)
ここは「6番ファンタジスト」と「4番イベリス」のワイドで勝負。厚く張って秋のG1戦線の軍資金をゲットしたい。
(文=ブロディN)