JRAローズS(G2)ダノンファンタジー切りで高配当!? 関係者が漏らした極上の馬たち
15日(日)に開催予定のローズS(G2)。この3歳牝馬クラシック最終戦・秋華賞(G1)のトライアルレースに「現場の声を重視するブロディN」が挑戦。入手した有力「現場情報」から的中を狙う。
本命「◎」に選んだのは、ウィクトーリア(牝3歳、美浦・小島茂之厩舎)だ。
ウィクトーリアは函館の新馬戦で逃げてレコードV。続く札幌2歳S(G3)は7着、赤松賞(500万下・現1勝クラス)でも5着と伸び悩みを見せたが、今年に入って一変。始動戦の3歳500万下を逃げて快勝すると、続くフローラS(G2)でも上がり最速となる33秒2の脚を使って勝利。オークスへの切符を手にした。
オークスでは出遅れるも、それを逆手に取り、ウチに進路を取る。だが最後の直線では馬群を縫うように脚を伸ばすも、届かず4着。3着のクロノジェネシスにクビ差競り負け、馬券圏内を逃していた。
「栗東入りして3週目。陣営は『カイ食いが良かったので、思った以上に調教を積めた』と話していました。動きも追う毎に良くなっていて、最終追い切りはウッドコースで古馬3勝クラスと併せ馬。道中は4~5馬身後ろだったものの、追われると楽な手応えで並びかけ、そのまま併入し、6F83秒1、ラスト12.4秒を記録しています。しっかりと乗り込まれていますから、準備は万端だと思っていいはずです。
スタッフは『以前よりも精神面の成長が見られる』と語っていました。課題はゲートだと思いますが、鞍上の戸崎圭太騎手とともにしっかりとスタートを切れれば、勝利も期待できるでしょう」(美浦関係者A)
「〇」にはシャドウディーヴァ(牝3歳、美浦・斎藤誠厩舎)をあげたい。
今年は始動戦のフリージア賞(500万下・現1勝クラス)を3着で終えると、フラワーC(G3、芝1800メートル)へ。結果こそ4着だったが、上がり34秒と2位タイの鋭い末脚を出すなど一定の見せ場は作った。続くフローラS(G2)では中団追走から、最後の直線でウチから伸びて2着。勝利もあるかと思われたが、外から伸びたウィクトーリアに交わされてしまった。
オークスへの優先出走権をゲットしたシャドウディーヴァは、戦前7番人気。インにつけてロスなく進んでいたものの、前走のような伸びを見せることなく6着。掲示板まであと一歩にまで迫っていた。
「春はうまく賞金を加算できませんでしたね。陣営は力負けしたとは思っていないようで、『一戦多くなったことが、オークスの最後の伸びに影響した』と考えているみたいです。
1週前追い切りは、岩田康誠騎手を背に美浦の南WCコースで3歳1勝クラスと併せ馬。馬なりで5F65秒4、ラスト12秒7をマークしています。岩田騎手は『終始手綱を持ったままでしたし、良い動きでした』と手応えを語っています。この段階でほぼ仕上がっていましたね。
スタッフは『脚質を考えてもワンターンのコース形態は合っている。好結果を残してそのまま栗東滞在させるつもり』と先のプランまで語っていました。自信はあるようです」(美浦関係者B)
「▲」は上がり馬スイープセレリタス(牝3歳、美浦・藤沢和雄厩舎)だ。
今年に入って徐々に頭角を現し出した。5月に3歳500万下を快勝すると、続いて月岡温泉特別(2勝クラス)へ。最後の直線で逃げ馬を交わして先頭に立つと、後続の猛追をしのいで勝利。古馬相手にも十分渡り合える実力を秘めていることを証明した。
「スイープセレリタスは、父ハーツクライ、母がG1競走3勝のスイープトウショウです。血統背景から、晩成の傾向があるとは言われていましたが、ようやく軌道に乗り始めましたね。
マイル以下にしか使われていない点が気がかりですが、陣営は『距離もこなせる』と自信をのぞかせていました。クラシックを走ってきた馬たち相手に、どれだけ迫ることができるかが注目されます」(美浦関係者C)