JRA日本代表ディアドラに愛チャンピオンS(G1)勝機アリ!? 世界的名牝マジカル撃破の鍵は「ナッソーS(G1)制覇」の本当の理由
「前走はディアドラの状態の良さが光りましたが、馬場コンディションにも恵まれた印象です。
というのも勝ち時計2:02:93はペースが上がったこともありますが、従来のレコードを1.5秒以上も更新する異例の高速馬場。つまりは日本の馬場に近い状態でした。最後の直線で狭いところを割って伸びた非常に強いレースでしたし、馬場状態さえ向けば、このメンバーでも面白いレースになるんじゃないでしょうか」(競馬記者)
実際に、昨年の愛チャンピオンSの勝ち時計は2:07:21と欧州らしい遅いタイムだったが、2012年には2:00:92と日本の芝2000mと遜色ない時計で決着している。勝ったスノーフェアリーは、日本でエリザベス女王杯を連覇するなど、高速馬場に高い適性を持っていた。
「マジカルは世界でも指折りの名牝ですし、欧州らしい通常の馬場コンディションなら、まず崩れないでしょう。ただ、日本競馬に近い高速決着になれば、未知数の面はあると思います。ディアドラに付け入るスキがあるとすれば、その辺りになるんじゃないでしょうか」(別の記者)
「私達ディアドラ・チームに幸運が訪れますよう、日本の皆様に声援の後押しをお願いいたします」
チームを代表して、そうコメントした橋田調教師。レース中の幸運はもちろんのこと、まずは馬場状態の“幸運”を掴みたいところだ。