JRAスプリンターズS(G1)タワーオブロンドン完勝に「世界最強」ゴドルフィンもご満悦!? 絶対王者から新王者へ受け継がれた「スプリント王」の系譜
「戦前から『今の中山は前が止まらない』と言われており、モズスーパーフレア以下、先行勢の激しいポジション獲りが展開されている中、好スタートから無理せずに中団まで下げたルメール騎手の冷静な判断力が光ったレースでした。
タワーオブロンドンは8月のキーンランドC(G3)からセントウルS(G2)を使って、今回約1月で3度目のレース。特に、勝てばサマースプリント王者という前走はメイチの仕上げといわれていたので、その状態をキープした陣営の勝利だと思います。
これまで本番に影響が出るということで、G1を狙う有力馬はサマースプリントを酷使しない傾向にありましたが、今回の勝利は一石を投じるものになりそうです」(競馬記者)
タワーオブロンドンの馬主ゴドルフィンにとっても嬉しい勝利だ。レース後にはさっそく公式Twitterで「Tower Of London wins the G1 Sprinters Stakes(タワーオブロンドンがスプリンターズS(G1)を勝ちました)」とファンに報告している。
日本進出初のG1馬となり、昨年の最優秀短距離馬に選出されたファインニードルが引退。空座となったスプリント王を射止めたのは、またも世界最強といわれる“青き軍団”だった。