【重賞展望・京成杯AH(G3)】『史上最強世代』の実力馬ロードクエストが始動!新たな波がマイル戦線の勢力図を塗り替える!
ただ、それはあくまで実績面の話で、『史上最強世代』の中でも「BIG5」に次ぐ存在となるロードクエストの能力から、55㎏というハンデに恵まれた印象を持つ人もいるだろう。ちなみに皐月賞馬で日本ダービー2着のジェニュインが挑んだ際は、57.5㎏のハンデを背負って2着だった。なお、鞍上は主戦の池添謙一騎手が務める。
ロードクエスト出走で注目が集まりそうな今年の京成杯AHだが、このレースはサマーマイルシリーズの最終戦でもある。優勝すれば3000万円のボーナスをゲットできるだけに、チャンスのある馬が燃えないわけがない。
中京記念(G3)5着、関屋記念(G3)2着のダノンリバティ(牡4歳、栗東・音無厩舎)は、勝てば文句なしのサマーマイル王者だ。
前走の関屋記念は、好位から粘り込んで2着を確保。開幕週の中山だけに、その先行力はここでも大きな武器になりそうだ。芝に転向してから直線の長い競馬場ばかりで走っているが、もともとダート向きのパワーを秘めているだけに、直線が短く坂のある中山で新味ができるかもしれない。鞍上は若手のホープ松若風馬騎手。
その関屋記念では11着に大敗したものの、中京記念2着の実績があるピークトラム(牡5歳、栗東・橋口厩舎)も、もちろんここを勝てばサマーマイル王だ。