JRAオジュウチョウサン「大敗」平地挑戦は終了!? 有馬記念(G1)以来で1番人気も「次走」は……
大いなる挑戦は終わってしまうのだろうか。
6日、東京競馬場で六社S(3勝クラス)が行われ、障害最強馬オジュウチョウサン(牡8歳、美浦・和田正一郎厩舎)が登場。単勝1番人気に推されたものの、10着に敗れた。
15頭立てで行われた芝2400m戦。オジュウチョウサンは好スタートを決めると、主戦の石神深一騎手の指示に応えるように好位をキープ。最後の直線を迎え、2番手から先頭を窺ったものの、馬群に沈んでしまった。
予定されていた今夏の宝塚記念(G1)を回避したこともあって、昨年末の有馬記念(G1)以来となる平地挑戦。昨年は同じ舞台を勝ち上がっただけにファンも期待していたのだが……。
「好スタートから好位をとれましたし、スムーズなレースだったと思います。それだけにこの結果はショックですね。昨年の南武特別は2勝クラス(1000万下)でしたが、1つクラスが上がって厳しい結果になりました」(競馬記者)
また、昨年の南武特別は11月開催と東京競馬場も開催1カ月が経っていたが、今年の六社Sは開幕週。昨日のサウジアラビアRC(G3)がレコード決着した絶好の馬場コンディションだっただけに、レースも33秒台の決め手を持つ馬が台頭。
オジュウチョウサン自身も昨年の南武特別よりも0.1秒だけ遅い上がり3ハロン34.6秒で上がったが、切れ味に不安のある本馬にとっては、厳しい条件だった。
レース前、石神騎手が「『(平地の)重賞でも』と思わせる勝ち方をしてほしいし、ここは通過点としてクリアしてほしいですね」と強気に語っていただけに、この結果は重い。
次走は未定でステイヤーズS(G2)や有馬記念が候補に挙がっていたが、最強ジャンパーの平地挑戦はこのレースが最後になる可能性が浮上した。