武豊ワールドプレミア「急上昇」JRA菊花賞(G1)直前栗東・美浦情報一挙公開
サトノルークス(牡3歳、栗東・池江泰寿厩舎)は8番人気ながらセントライト記念(G2)で2着に入ったが、今回の挑戦について周囲からあまり強気なコメントが聞こえてこなかった。
「セントライト記念の好走は、内枠を活かした川田将雅騎手の好騎乗によるところが大きかったですね。
その川田騎手は、レース後に『現状だと距離が長くなるのは良くない』と懐疑的。さらに今回騎乗する福永祐一騎手も『距離は乗り方ひとつという気もする』と話し、『春のクラシック2戦の内容からすると、上位進出はすべてがうまく噛み合わないと……』と口数少なかったです」(栗東関係者D)
持ち前の器用さで、距離の壁を超えてほしいが……。
続いて美浦から届いた情報をお届けしよう。
3連勝で臨んだセントライト記念(G2)で3着と好走したザダル(牡3歳、美浦・大竹正博厩舎)。菊花賞では上位人気もあり得る1頭だ。
「前走は坂路中心で仕上げられましたが、大竹調教師は『その分、余裕残し』だったといい、『その影響で差し返されたのかも』と教えてくれました。
目一杯に仕上げなかった分、反動もなく順調そのもの。『前走は競馬が上手かった。あのセンスの高さを生かして距離に対応してもらいたい』と期待をかけていましたよ」(美浦関係者A)
ここでも上位進出果たす?
M.デムーロ騎手が騎乗するカウディーリョ(牡3歳、美浦・堀宣行厩舎)。前走のHTB賞(2勝クラス・芝2000m)では好位追走から、長くいい脚を使って勝利。菊花賞に歩を進めた。
「一番のウィークポイントはイレ込むところ。しかし、陣営は馬具を工夫するなど、しっかりと対策をして大一番に向かうようです。キレる脚を使うタイプではないので、瞬発力勝負になると分が悪そうですが、『持久力勝負ならば五分』とスタミナに自信をのぞかせていましたよ」(美浦関係者B)
消耗戦に持ち込めばチャンスはあるか?
混戦模様の菊花賞を制するのは? 発走は20日(日)15時40分を予定している。