【ローズS(G2)展望】ラスト一冠・秋華賞(G1)に向けて桜花賞馬ジュエラーとオークス馬シンハライトが激突!一騎打ち濃厚も「伏兵」に台頭の余地あり!

 つまり、他の6年は春のクラシックに縁がなかった馬が、ひと夏の成長力でクラシックホースに一泡吹かせているのだ。

 そういった意味でも桜花賞3着のアットザシーサイド(栗東・浅見厩舎)は2強に割って入る可能性のある馬だ。

 オークスこそ、この馬には距離が長くて11着に大敗したが、桜花賞では2強と0.3秒差の3着。「3強」の一角メジャーエンブレムに先着を果たしている。200mの距離延長が鍵になるが操縦性の高さが魅力で、ここでも自分の持っている力は発揮できるはずだ。

 先週、ビッグアーサーでセントウルS(G2)を制し、秋競馬をいい形でスタートさせた福永祐一騎手の手腕に期待したい。

 他にも2歳時のアルテミスS(G3)でメジャーエンブレムを破ったデンコウアンジュ、エルフィンS(OP)勝ちの実績があるレッドアヴァンセ、チューリップ賞(G3)3着のラベンダーヴァレイなど、春のクラシックで敗れた馬たちが虎視眈々とリベンジの機をうかがっている。

 果たして、順当に2強の一騎打ちとなるのか、それとも伏兵陣が勢力図を塗り替えるのか。最後の一冠・秋華賞に向けて重要なローズSは、18日(日)の15時35分発走予定だ。

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