JRA福永祐一「騎乗停止」は「地雷」を踏んだから!? マイルCS・インディチャンプ、ジャパンC・ワグネリアン乗替わり悲劇に「あの騎手」の存在
「柴田大騎手の右ムチは、外側へ逃避したマイネルラクスマンの動きの矯正と見て取れます。こうなると、審議の基準としては“正しい動き”になるんですよね。非常に微妙ですが、こういう審議の場合、被害を受けた騎手の態度や発言が制裁の決め手になることもあります。
その点、今回の場合、被害を受けたレイコックアビーの鞍上が川田将雅騎手だったのは、福永騎手にとって不幸だったのかもしれません。川田騎手は審議関係でいろいろと“噂”のある人物なので……」（別の記者）
この春のG1戦線で、毎回のように有力馬に騎乗しながらも度重なる不利に泣いた川田騎手。不運だったとしか言いようがないが、どうやら不利を受ける側にも問題があったという声もある。
「あれだけ不利が重なると『不利を受けるような場所にいるのが悪い』という意見もありますが、川田騎手の場合、不利を受けた場合のアクションがややオーバーな傾向があるようです。先日のみやこS（G3）でも1番人気のインティで不利を受けましたが、その直後にいたメイショウウタゲが巻き込まれて国分恭介騎手が落馬する事態に……。
レース後には『もう少し立て直すことができなかったのか』と、不利を受けた後の川田騎手のリアクションを疑問視する声もありました。度重なるアクシデントで川田騎手自身が、不利に対して敏感になっているのかもしれません」（別の記者）
詳細なルールが定められていない以上、こういった審議は“当事者”の発言が大きな参考材料になることも多いという。例えば、関東の大御所・蛯名正義騎手が審議に対して厳格な姿勢を示し続けているように、被害に遭った騎手の発言や態度が、処分内容に影響することもあるようだ。
マイルCSのインディチャンプに加え、ジャパンCのワグネリアンという貴重なビッグチャンスを逃してしまった福永騎手。あまりにも気の毒な制裁となったが、思わぬ“地雷”を踏んでしまった結果なのかもしれない。